正戸里佳Rika Masato

ヴァイオリン - 広島市

Violin

広島市出身。3歳よりヴァイオリンを始め、わずか 10 歳で、ルーマニア第2の都市ヤシにてにてモルドバ・フィルハーモニーとブルッフ作曲ヴァイオリン協奏曲を共演し大好評を博した。その模様はルーマニア国営ラジオでも放送された。さらに13歳でポーランド国立クラクフ室内管弦楽団とメンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲を共演。そして 2006年には 17 歳でパガニーニ国際ヴァイオリンコンクールにて第3位を受賞し、国際的な話題となる。
また 2001年には毎日放送で、2007年には中国放送で正戸里佳を取り上げたドキュメンタリー番組が制作・放送されるなど、10代の頃から大きな注目を集めてきた。
広島大学附属中学校卒業。桐朋女子高等学校音楽科を首席卒業後、同学園ソリスト・ディプロマ特待生を経て2009年に渡仏。パリ国立高等音楽院修士課程をプルミエ・プリ(一等賞) および審査員特別賞を受賞し首席で卒業後、同音楽院第三課程アーティスト・ディプロマコースを修了。2016年ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学修士課程アーティストコース修了。
パリと日本を拠点に、フランス、イタリア、スペイン、ハンガリ ー、アメリカ、など各国でコンチェルトや室内楽の公演を行い、音楽祭に招待されるなど、精力的に演奏活動を行っている。
フランスにおいては、2012年 シテ・ドゥ・ラ・ミュージック(パリ)にてサン=サーンスの協奏曲第3番を演奏、クロード・ドビュッシー美術館にてドビュッシー作品を含むリサイタルを開催する。
2013年 パリOECD 第900回総会記念コンサートに出演、ラジオフランスで公開収録コンサートを行う。
2015年 在仏日本大使館にてリサイタルを開催、2016年にはパリのサル・ガヴォーにてチャイコフスキーの協奏曲を演奏し、大好評を博す。
イタリアにおいては、ミラノ・ローマ・ナポリ・ジェノバ・ペルージャ等の各地でリサイタルを開催。日本では、ラ・フォル・ジュルネ、宮崎国際音楽祭などのフェスティバルや全国各地でのリサイタルに出演するほか、東京交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、札幌交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、名古屋フィルハーモニー交響楽団、中部フィルハーモニー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、日本センチュリー交響楽団、広島交響楽団、ポーランド放送室内合奏団などと共演している。
また共演指揮者は、秋山和慶、井上道義、円光寺雅彦、太田弦、栗田博文、現田茂夫、下野竜也、園田隆一郎、高関健、三ツ橋敬子、山下一史、横山奏の各氏があげられる。
2004年 アカシア賞受賞
2006年 パガニーニ国際ヴァイオリンコンクール第 3 位受賞(日本人最高位)
2011年 中国電力エネルギア音楽賞受賞
2011年 ミラノ Societa Umanitaria 国際音楽コンクール第1 位
2013年 デュオハヤシ国際コンク ール第1 位
2016年 ドミニク・ぺカット国際ヴァイオリンコンクール審査員満場一致の第1 位および聴衆賞受賞
2018年には、デビューCD 『パリのヴァイオリン・ソナタ集』(キングレコード/ レコード芸術準特選盤)
をリリース。JAL 国際線機内オーディオや、ゴッホ展(上野の森美術館と兵庫県立美術館) にて使用された。
2021年には、NHK BS テレビ「コズミックフロント☆MUSIC」に出演。
2022年に広島市平和記念公園に開館した被爆遺構展示館にて、自身の演奏するプーランク作曲「平和の為にお祈りください」が使われている。
同年と2024年には広島交響楽団とのツアーを行い大好評を得た。
2019 年と2025 年には「ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ全10曲シリーズ」を3都市で完遂する。
これまでに、ロームミュージックファンデーション、明治安田生命クオリティオブライフ奨学生、ヤマハ音楽支援制度留学奨学生として研鑚を積む。その後フランスにてバンク・ポピュレール財団アーティストとしても活躍する。
ヴァイオリンを、長谷川夕子、前橋汀子、工藤千博、原田幸一郎、ロラン・ドガレイユ、ピエール・アモイヤル、パトリス・フォンタナローザの各氏に師事。
近年は大阪国際音楽コンクールや日本クラシック音楽コンクールなどの審査員を務めるほか、若手の育成にも力を注いでいる。
使用楽器は 1710 年製ジュゼッペ・グァルネリ(フィリウス・アンドレア)。
オフィシャル HP https://rikamasato.com/
オフィシャル Facebook https://www.facebook.com/rika.masato.violin/